2013年8月7日水曜日

79.仲裁

○老子の原文を道具として解釈したもの

 ケンカを仲裁すれば恨みをかう。
 どうすればよいか。
 それは、どちらかに味方し、片方を責めた
りしないこと。
 両方に距離を置くのが良く、どちらかを悪
者にしない。
 自然は親身にならず、すべてを良しとする。


○老子の読み下し文

 大怨(だいえん)を和するも、必ず余怨(よ
えん)あり。
 安(いず)くんぞ以て善となすべけんや。
 ここを以て聖人は左契(さけい)を執りて、
しかも責めず。
 徳あるものは、契を司り、徳なきものは、
徹を司る。
 天道は親なく、常に善人に与(くみ)す。


○老子の原文

 和大怨、必有余怨。
 安可以為善。
 是以聖人孰左契而不責於人。
 有得司契、無徳司徹。
 天道無親、常与善人。

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