2013年8月4日日曜日

76.変化

○老子の原文を道具として解釈したもの

 生きていれば動く、死ねば硬直する。
 木は生きている時は盛衰をくりかえし、死
んだ時は保たれる。
 だから凝り固まり保つだけでは滅ぶ。
 変化して盛衰することを受け入れれば発展
する。
 集団がどんなに優れていても退却すること
があり、巨木も落葉する。
 変化を拒むのは悪い考え方で、変化を受け
入れるのは良い考え方だ。


○老子の読み下し文

 人の生まるるや柔弱、その死するや堅強な
り。
 万物草木の生ずるや柔脆(じゅうぜい)、そ
の死するや枯槁(ここう)す。
 故に堅強なる者は死の徒なり。
 柔弱なる者は生の徒なり。
 ここを以て兵強ければ則ち勝たず。
 木強ければ則ち共(お)る。
 強大は下に処(お)り、柔弱は上に処る。


○老子の原文

 人之生也柔弱、其死也堅強。
 万物草木之生也柔脆、其死也枯槁。
 故堅強者死之徒。
 柔弱者生之徒。
 是以兵強則不勝。
 木強則共。
 強大処下、柔弱処上。

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