2013年6月6日木曜日

17.愚鈍

○老子の原文を道具として解釈したもの

 一番いいのは、誰にも評価されないことだ。
 その次は、親しまれることだ。
 その次は、恐れられ、そしてバカにされる
ことだ。
 信用がないものは、信頼されない。
 バカなようでも、的確な判断をする。
 功績があり仕事を成し遂げても、人は自然
にそうなったと感じる。


○老子の読み下し文

 太上(だいじょう)は下これを知るのみ。
 その次は親しみてこれを誉む。
 その次はこれを畏(おそ)れ、その次はこれ
を侮(あなど)る。
 信足らざれば、すなわち信ぜられざる有り。
 悠(ゆう)として、それ言を貴ぶ。
 功成り事遂げて、百姓は皆我は自然なりと
言う。


○老子の原文

 太上下知有之。
 其次親而誉之。
 其次畏之、其次侮之。
 信不足焉、有不信焉。
 悠兮其貴言。
 功成事遂、百姓皆謂我自然。

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