○老子の原文を道具として解釈したもの
世の中を手に入れることはできない。
世の中は変化する器だ。
もろくてつかみどころがない。
世の中は矛盾だらけで、それらが一緒に存
在する。
世の中からは避けるようにすることだ。
○老子の読み下し文
まさに天下を取らんと欲してこれをなすは、
吾その得ざるを見るのみ。
天下は神器、なすべからず。
なす者はこれを敗り、執(と)る者はこれを
失う。
故に物は、あるいは行き、あるいいは随い、
あるいは歔(きょ)し、あるいは吹き、あるい
は強く、あるいは羸(よわ)く、あるいは培(や
しな)い、あるいは堕つ。
ここを以て聖人は、甚(じん)を去り、奢(しゃ)
を去り、泰(たい)を去る。
○老子の原文
将欲取天下而為之、吾見其不得已。
天下神器、不可為也。
為者敗之、執者失之。
故物或行或隨、或歔或吹、或強或羸、
或培或堕。
是以聖人去甚、去奢、去泰。
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