○老子の原文を道具として解釈したもの
色は目を惑わす。
音は耳を惑わす。
味は舌を惑わす。
ギャンブルは人の心を惑わす。
宝は、人の行動を惑わす。
聖人は、質素な生活を心がける。
だから、何にも惑わされることなく、本質
を見抜く。
○老子の読み下し文
五色は人の目を盲(もう)ならしむ。
五音は人の耳を聾(ろう)ならしむ。
五味は人の口を爽(たが)わしむ。
馳騁畋猟(ちていでんりょう)は、人の心を
発狂せしむ。
得難きの貨は、人の行いを妨げしむ。
ここを以て聖人は、腹をなして目をなさず。
故に彼を去りて此れを取る。
○老子の原文
五色令人目盲。
五音令人耳聾。
五味令人口爽。
馳騁畋猟、令人心発狂。
難得之貨、令人行妨。
是以聖人、為腹不為目。
故去彼取此。
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