2013年5月24日金曜日

4.無限のつながり

○老子の原文を道具として解釈したもの

 道そのものには何もないけれど、無限に続
いている。
 自然に終わりがないようなものだ。
 険しさもなだらかにし、迷いをなくし、景
色をあらわにし、真実を見せる。
 なにものにも動じず、存在している。
 自然に先駆けてあるのかもしれない。


○老子の読み下し文

 道は冲(ちゅう)なれども、これを用うれば
或いは盈(み)たず。
 淵(えん)として万物の宗に似たり。
 その鋭を挫(くじ)き、その紛を解き、その
光を和らげ、その塵(ちり)に同ず。
 湛(たん)として或いは存するに似たり。
 われ誰の子なるかを知らず、帝の先に象(に)
たり。


○老子の原文

 道冲而用之或不盈。
 淵兮似万物之宗。
 挫其鋭、解其紛、和其光、同其塵。
 湛兮似或存。
 吾不知誰之子、象帝之先。

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